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安全衛生活動

理念

「安全と健康なくして経営なし」

活動方針

『安全と健康なくして経営なし』という理念のもと、安全と健康を企業経営の最優先事項と捉え、労使一体となって災害・事故の未然防止と心身両面にわたる健康支援に取り組む。従業員一人ひとりが積極的に安全衛生活動に取り組めるように、地区、職場で従業員との協議を尊重した組織的な活動に取り組む。

推進体制

キヤノンファインテックニスカでは、安全衛生活動の上位機関として、代表取締役社長が委員長を務める「中央安全衛生委員会」を設置しています。委員会では中央安全衛生活動方針や計画を策定し、労働災害の撲滅や、健康の維持・増進、交通安全、防火・防災、快適な職場づくりなどを推進しています。
各事業所 に安全衛生委員会を設置し、中央安全衛生活動方針を踏まえて各事業所の実情にあわせた目標を設定し、すべての労働者が安全に就労できるよう、健全な労働環境の構築に取り組んでいます。また、請負会社と安全衛生協議会を設置し、事業所構内の安全衛生の維持・向上に取り組んでいます。 海外においても、グループ会社の状況を踏まえつつ、グループ一体となった取り組みを推進しています。

  • 三郷本社、増穂事業所、常総物流センター

重点目標と実施項目

重点目標

  • 作業起因の災害(0件)
  • アブセンティーイズム(2.5日以下)、プレゼンティーイズム(体調不良での出勤20%以下、仕事の出来平均値90%以上)
  • 発煙発火事故(0件)
  • 飲酒運転0件、重大事故(加害、単独 0件)

労働災害発生件数及び労働災害率

  型分類 2020年 2021年 2022年
休業災害 生活型(件) 0件 2件 1件
業務起因(件) 0件 0件 1件
不休災害 生活型(件) 1件 2件 1件
業務起因(件) 5件 0件 1件
  6件 4件 4件
度数率※1(%) 0 0.695 0.709
強度率※2(%) 0 0.015 0.022
製造業度数率(%) 1.21 1.31 1.25
製造業強度率(%) 0.07 0.06 0.08
  • ※1 100万のべ労働時間当たりの労働災害による死傷者数をもって労働災害の頻度を表すもの
  • ※2 1,000のべ労働時間当たりの労働損失日数をもって労働災害の重さの程度を表すもの

実施項目

  • 労働災害の防止
  • キヤノングループ労働安全衛生マネジメントシステムの効果的な運用の推進
  • リスクアセスメントの深化と効果的な活用
  • 啓発・教育の充実による安全衛生意識の向上施策
  • 健康支援(メンタルヘルス対策、がん検診受診支援)
  • 産業災害の未然防止、自然災害対応力の強化
  • 飲酒運転根絶職場風土の醸成、各事業所に適した交通安全活動

労働災害の防止

作業起因による労働災害が発生した場合には真因究明を実施し、作業改善や職場担当者への再教育等で再発防止策を講じています。また、災害の情報は速やかに各事業所に共有し、類似災害の再発防止を図っています。

キヤノングループ労働安全衛生マネジメントシステムの効果的な運用の推進

各事業所での自律的な安全衛生活動の推進をめざし、「キヤノングループ労働安全衛生マネジメントシステム」を展開しています。さらに事業所間の相互監査を行うことで、さまざまな問題対応策や好事例の水平展開を図っています。

  • キヤノングループ労働安全衛生マネジメントシステムは、中央労働災害防止協会方式の労働安全衛生マネジメントシステムの要求事項をもとに、キヤノングループ共通の基準やルールなどの確認項目を反映した独自の安全衛生マネジメントシステムです。

リスクアセスメントの深化と効果的な活用

すべての作業と機械装置を対象に、キヤノングループ共通の管理基準によるリスクアセスメントを実施しています。事故や疾病のリスクが高い作業を漏れなく洗い出し、適切なリスク低減措置や残留リスクの管理を行っています。なかでも機械装置起因の事故を重大なリスクととらえ、年に1回以上の定期的な見直しを行っています。

啓発・教育の充実による安全衛生意識の向上施策

労働災害が発生した場合、各事業所に直ちに情報を配信し、原因と対策をイントラサイトにて公開することで、類似災害発生の未然防止を図っています。 また、労働災害撲滅に向けて、リスクアセスメントを実施する職場の全管理職に対して研修を行うとともに、リスクアセスメントに携わる従業員を対象として、アセスメントの目的や手順の理解促進に向けた教育を実施しています。 このほか、つねに安全衛生を意識する職場風土の醸成に向けた活動に取り組んでいます。たとえば、安全衛生教育の実施やオリジナルの啓発ポスターなどにより、作業時の基本的な安全行動の確認・励行の啓発を行っています。

健康支援(メンタルヘルス対策、がん検診受診支援)

「メンタルヘルス対策」、「がん検診」、「生活習慣病予防」を主軸に健康支援活動を展開しています。特に職場のメンタルヘルス支援として、管理職教育の徹底、職場改善活動を推進するとともに、健康診断データ分析結果を活用したPDCA活動を強化し、組織と個人が安心して働ける環境の確保と、健康の維持・向上を目指しています。

産業災害の未然防止、自然災害対応力の強化

防火防災活動は、「産業災害の未然防止」と「自然災害対応力の強化」の2本柱で進めています。「産業災害の未然防止」では、点検を継続しつつ個人の意識向上につながる取り組みを行い、「自然災害対応力の強化」においては、全社員の安否が確認できるシステムの導入と風水害による浸水対策をソフト面・ハード面の両方を整備し、より強固な防災体制をつくっています。

飲酒運転根絶職場風土の醸成、各事業所に適した交通安全活動

交通安全については、各事業所の状況に適した継続的な啓発活動を進めることによって交通安全の意識を高め飲酒運転ゼロを継続、交通事故(加害・単独)ゼロに挑戦しています。