工程設計技術
2007年入社 機械工学専攻/新卒採用/海外
海外駐在経験 / 生産拠点から頼りにされる技術者に / 海外での新製品立ち上げ
現在の業務内容
2020年、当時担当していた製品の生産がタイへ移管されることになり、量産体制の技術支援のため、キヤノングループの生産拠点である「キヤノンハイテクタイランド」へ赴任しました。現地では、工場のマネージャーとして量産立ち上げを担当し、日本の開発・生産部門とタイの生産現場との橋渡し役を担っています。また、現地スタッフへの技術支援や教育も行っており、タイ語・英語・日本語を織り交ぜながらコミュニケーションを図っています。技術者は、データや根拠に基づいた明確な説明が求められるため、製品の機能や生産工程を深く理解するように心がけています。
成長できたと思えた経験
一つ目は、入社4年目に初めて中国の蘇州にあるキヤノングループの生産会社へ出張した経験です。そこで、自分に当事者意識やスピード感が不足していることを痛感しました。現場では製品が組み立てられる中、時にはトラブルが発生します。技術スタッフである自分が何もできなければ、生産は止まってしまいます。それ以来、生産拠点から頼られる技術者になりたいと強く思うようになりました。二つ目は、入社5年目で新製品の生産チーフを務めた経験です。当時はまだ20代後半でしたが、若手社員にも挑戦させる風土がありました。大きなトラブルに何度も直面しながらも、関係部門やキヤノン株式会社の開発者と一緒に課題解決に取り組み、責任感を持って最後までやり遂げた経験は、現在の自分の土台となっています。
キヤノンファインテックニスカのここがいい!
キヤノンファインテックニスカには、国内外の生産工程に関わる技術スタッフとして活躍できるフィールドが広がっています。海外にも生産拠点があるため、現地スタッフと連携する機会が多く、海外出張や赴任の機会にも恵まれています。製品が目の前で組み立てられる現場で働けることは、生産工程設計に携わる者として大きな魅力であり、やりがいを感じる瞬間でもあります。私自身、海外での経験を通じて、仕事への向き合い方が大きく変わりました。特に赴任後は「現地やスタッフにとって、より良い結果につながるか」を常に意識して行動するようになり、サポートの姿勢もより明確になりました。生産現場での実務を通じて技術的な知見が深まると同時に、人としての視野や柔軟性を広げる貴重な機会となっています。
一緒に働きたいと思うのはどんな人
報告・連絡・相談がしっかりできる人と一緒に働きたいです。仕事は一人ではできず、「自分さえ良ければそれで良い」というものではありません。仕事の依頼元や受け手が何を求めているのかを考えながら、丁寧に取り組むことが大切だと思っています。そのためには、上司や同僚への報連相が重要になります。そして、報連相ができる人は、問題を一人で抱え込んだり、悩んだりすることが少なくなります。私の周囲にも、頼りになる人がたくさんいます。互いに助け合い、支え合える関係の中で一緒に仕事をしていきたいと考えています。
家族はバンコク、私はラチャシマに住んでいます。週末にはバンコクに戻り、ショッピングやランチを楽しみながら、家族との時間を大切にしています。タイは温暖な気候、穏やかな人々、豊かな自然に恵まれた国であり、連休にはプーケットやパタヤなどのリゾート地でのんびり過ごすこともあります。異文化の中での生活は刺激が多く、家族にとっても貴重な経験となっています。