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PHD(事務機周辺機器)の技術

揃える技術

「生産スピードを維持しながら給排紙の用紙の体裁を整える技術」

用紙を揃える技術は主に

  1. 印刷処理前に用紙を揃えて搬送する技術
  2. 印刷後の用紙を揃える技術

の2つのカテゴリーがあります。

レジ補正技術(給紙デッキ)

~さまざまな用紙において“高生産”と“高精度”を両立させた用紙搬送技術~

新たに開発した用紙搬送技術は、さまざまな用紙に対応するために搬送ベルト構成を用い、その上に球体と整合板を配置することで、用紙を搬送しながら球体と整合板を動作させることにより、搬送とレジ補正(横、斜行)を同時に行うことを可能にしました。これにより、「高生産」と「高精度」を両立し、安定した用紙搬送を実現しました。

整合技術(整合ユニット)

整合ユニット

~よりきれいな紙揃えを可能にした整合技術~

用紙をまるで手で整えるようにトレイ上で整列する整合板と、パドル部材により搬送方向の用紙を所定の位置に戻す機構を加えたことにより、よりきれいに積載することが可能になりました。 これにより、梱包などの後作業をスムーズに行うことができます。

綴じる技術

印刷した成果物を綴じた状態で出力し、後工程を省略する技術

用紙を綴じる方法は、金属の針を用いた大量枚数・複数箇所のステイプルや中綴じ製本といった処理はもちろんのこと、金属の針を使用せずに用紙を綴じる「針なし綴じ」があります。「針なし綴じ」は安全性が重視される幼稚園や保育園、病院や介護施設、そして食品業界や教育機関でも安心してご使用いただけ、環境にも優しい機能です。
ここでは、その用紙を綴じる技術についてご紹介します。

針なし綴じ技術(フィニッシャー)

針なし綴じ技術

~金属の針を使わずに用紙を綴じる技術~

針なし綴じは、キヤノン株式会社独自の特殊な歯型を用いて用紙を強く圧着させ、紙の繊維をからませることで用紙に穴を開けることなく綴じることが可能です。さらに綴じ枚数を増やしてほしいという要望に応え、改良を重ねることで10枚まで綴じることを可能にしました。これにより、これまで金属の針でステイプルしていた成果物の90%以上※が、「針なし綴じ」で対応できるようになりました。

  • 当社調べ

折る技術

1台でさまざまな折りを実現した技術

用紙の後加工の折りは、キヤノンファインテックニスカでは2つ折り、Z折り、C折り、外3つ折り、4つ折りに対応した折機を提供しています。Z折りはフィニッシャーのステイプルと組み合わせて製本処理ができ、C折りや外3つ折りなどは封かんできるなど、さまざまな折り種類により業務効率化につながります。
ここでは、その“用紙を折る技術”についてご紹介します。

多機能折り技術(折機)

~省スペースでさまざまな折り機能を集約した技術~

用紙位置制御とレジ補正を行い、3本のローラーを正転させたり逆転させたりして複数回の折りをすることが可能です。これにより、2つ折りや4つ折りなどさまざまな折り種類を実現します。

お問い合わせ

お客さまのご希望に沿い、さまざまなPHDを供給しています。ぜひ以下よりお問い合わせください。